映像業界従事者122人を対象にした調査で、企画や編集などのクリエイティブワークは全体の約2割にとどまり、残る約8割が撮影準備や調整連絡、事務処理など周辺業務に充てられていると分かりました。調査は2025年11月19〜21日、幕張メッセで開かれた「Inter BEE 2025」来場者を対象に、Virtual Wallが実施しました。時間を奪う業務は「撮影準備(香盤表・資料作成)」72票が最多で、「編集・赤入れ・修正対応」54票、「企画のすり合わせ・要件定義」52票が続きました。改善要望は「コミュニケーションのスピードアップ」43票、「ギャラ基準・契約の明確化」41票、「情報の見える化・一元管理」39票。キャスティング領域でも「返事が遅い・追跡が大変」40票など連絡負荷が上位でした。現場の非効率を減らすには、分散した情報管理と連絡手段の整理が課題で、今後は制作工程のデジタル化が進むかが焦点です。

source: PR TIMES

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